[ヨシヒコ1] キラーコアラ
オシナが駕篭から出てきて以来、すっかりやる気を失ったヨシヒコ一行。
駕篭を捨て、オシナも歩く道中も不思議と山賊まで現れなくなった。
オシナを気遣いながらも、ブスを連発してオシナを励ますヨシヒコ。
しばらく行くと、小さなそしてなだらかな坂の山道に差し掛かった。
オシナはこの先に山神の祠があると言う。
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ダンジョー:「よっしゃ。さっさと山神と話つけて帰ろうぜ」
ダンジョーが勇んで、先頭を歩いて出てくると、オシナは言った。
オシナ:「お気をつけ下さい!」
オシナ:「祠の入り口には、祠への侵入を阻む化物がいると聞きます」
ヨシヒコは驚く!
ヨシヒコ:「化物!?それはオシナさんではなくですか?」
オシナ:「・・・・私ではなく、人間をいとも簡単に殺す獰猛な化け物がいるのです。」
オシナが道の先を指さす!
オシナ:「あれ!あれです!」
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みると普通の可愛いコアラ。
てかコアラが居る時点でおかしいが・・・・
ヨシヒコ:「確かに。ものすごく抱っこしたい」
ダンジョーは他愛もないと、とことことコアラに近づく。
ダンジョー:「どれどれ・・・」
オシナ:「いけません!いとも簡単に殺されると!」
その途端、先ほどまですごい抱っこしたいコアラの口に牙がはえ、ダンジョーめがけて跳びかかって来た。
ダンジョーの右腕に抱きつき、今にも噛み付きそうな勢いである。
ダンジョー:「あああっっっ!」
てかこのコアラとコアラの動きも超低予算感盛りだくさん!
何とかダンジョー、キラーコアラを引き剥がす!
しかしコアラが抱きついたダンジョーの腕には紫色のアザになっている。
オシナ:「ヤツに抱っこされたところから毒がまわり、やがて全身を冒してしまうのです」
ヨシヒコ:「くそぉ!キラーコアラめ!」
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ヨシヒコ、メレブ、ムラサキの3人がかりでキラーコアラに立ち向かうも皆、次々と抱っこされてしまう。
ヨシヒコ:「抱っこされるな!抱っこされると負けだ!」
ようやく格闘の末、キラーコアラは何故かいびきをかいて寝ている。
ヨシヒコラは先を急いだ。
このキラーコアラは、イギリスのコメディーグループである”モンティ・パイソン”の映画に出てくるキラーラビット(可愛いけど凶暴で人を食い殺すウサギ)のオマージュらしい。
最近の若い人はググッて下さい。
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[ヨシヒコ1] 山神の祠
ヨシヒコらが、山神の祠の前につくと、
ヨシヒコ:「山神よー!生け贄を連れてまいった!話がしたい」
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・・・・・・・
返事がない。
やっぱりそんなものはいないのかと一行不安気。
ダンジョーは帰ろうと言う。
ヨシヒコが諦めずに呼び出していると、
山神:「なんだよーー。いるよーー」
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なんで直ぐに出てこないとのヨシヒコの問に、
山神:「面倒だったんです」
ヨシヒコ:「面倒だと?わざわざ遠路はるばる生け贄を運んだんだぞ」
山神:「はいご苦労様です。それではお帰りください」
メレブ:「なんだ・・・その・・・気のない返事は?」
山神:「・・・だってー、ブスなんだもん」
一同それじゃあしょうがないと言った表情で目を閉じる。
しばらく間をおいて
ヨシヒコ:「山神よ!ブスだと受け取らぬと申すのか?」
山神:「いやいやいや。そう言うと語弊があるけどね・・・・まあ・・・そう言う事です。」
皆一斉に複雑な表情。
ヨシヒコは言葉に困りながらも、オシナを振り返り、
ヨシヒコ:「・・・・・と言う・・・ことです。・・・よかったです・・・ね」
オシナ:「これは、喜んでいいのでしょうか?」
確かに。
メレブ:「・・・いいでしょう・・・・ねぇ・・・」
ムラサキがそれよりメインの話をしろとヨシヒコを促す。
ヨシヒコ:「私はあなたと話がしたいのだ。もうあの村から生け贄を取るのはやめろ!」
山神:「ハイっやめます!年々レベルが落ちてたけど、ここまでくるのであれば、はい、もういりません」
ヨシヒコ:「本当にオシナも連れ帰っていいのだな」
山神:「逆に連れてもらわなければ困ります」
皆納得の様子。
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オシナ:「・・・・少し複雑ですが、みなさんのおかげです」
ヨシヒコは振り返り、オシナへ歩み寄ると優しく「本当にブスで良かった」と言った。
オシナは仕方ない風に目を閉じ何度も小刻みにうなずくしか無かった。
一件落着でマーニャの村を去るヨシヒコ一行。
ダンジョーからは、もう少し人を見て引き受けるようヨシヒコへ懇願したが、
メレブから無駄だとの指摘に天を仰ぐ。
和やかな雰囲気の中ムラサキが、
ムラサキ:「さあて、一件落着したところで・・・父の仇っ!」といきなり”引っ込むヤツ”で差してきた。
ヨシヒコはムラサキの手を払いのけると、
ヨシヒコ:「あのー!引っ込むヤツもそこそこ痛いんで。恒例の行事みたいに斬りつけるのやめて下さい」とかなり怒り口調で言った。
確かに何度もやられると結構痛い。
すると突然の雷鳴で驚く一行。
仏:「ヨシヒコーーーーーっっ!」
ドラマも終盤の合図か仏が呼んでも無いのに現れた。
例によってヨシヒコには見えない。
仏はヨシヒコが主人公なのに見えない事にイラつく。
仏:「ちょっとぉ!主役に見えねってやっぱ問題あるぜ」(性格が悪いデレクター口調)
ようやくメレブから3Dメガネをもらってヨシヒコは仏を確認した。
仏:「もうさ、次回から裸眼で見えようぜ。仏だし。なぁもう」
ヨシヒコ:「努力します」
(さっと気取った仏口調にもどる)
仏:「努力しますはいいが、ヨシヒコよ。今週は私が命じた魔王退治とはまったく関係ない動きをしたな」
ヨシヒコ:「すいません。困っている人がいるとつい・・・・」
仏はそれはいいが、あまり寄り道が過ぎると魔王の手が広がると懸念する。
仏はヨシヒコらに、東へむかえとザックリ告げる。
ヨシヒコがもっと情報を欲しいと願うが、仏に情報があるかと一蹴。
メレブがいちゃもんをつけると、お前は馬鹿と子供のように罵る。
仏:「お前に話してんじゃないんですーーー!ヨシヒコに話してんですーーー!」
メレブ:「やっぱムカつくは仏なーー」
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ムカつく口調のまま仏は消えた。
胡散臭いが、番組上仕方がないので、東へ進むこととなった。
すると木陰から例によって、ヨシヒコの妹ヒサが、
「兄様、ヒサは心配です」
ヒサを良く見ると、心なしか金髪になっていた。
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— 2話その④終わり ・・・・ 3話に続く —
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